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運命のお抹茶椀

秋も深まり、あたたかいお茶をゆっくり頂く機会が増えます。
最近のマイブームは、一人、お抹茶を点てて薄茶を頂くことですのよ♪

が、しかし、
私、お茶を習ったことも、基本のお作法も・・・知識ゼロ。  お恥ずかしい。
かろうじて、竹茶筅とこちらに来る寸前に出会いがあった、鈴木麻起子さんの抹茶椀がひとつあるぐらい。

もうひとつぐらい、抹茶椀になるようなものが欲しくて(カフェオレボールとかね)
アムステルダムの町に、お椀探しにでかけました。
でも、結局ときめくものに出会うことなく、トラムに乗って帰ろうとしたそのときに
日本語で「店」と書かれたお土産屋さん?のようなお店を発見。
ウィンドウに日本の鉄瓶のようなものも置かれていた。

すぅっと導かれるように、その「店」という名の店に入ると、
いわゆる、外国人が好みそうな日本の器や酒器などに紛れて、作家ものを少し置いている様子。

ときめく。   ときめきの鐘、キンコンカンコン !!!

その作家もの器の中に、え、これはもしや・・・ と思われるブツを発見。
作家の名札を見ると、「YOKOYAMA」の文字。

ときめく。  ときめきの鐘、再度 ギンゴンガンゴン  !!!!!!

オランダ人の店員さんに、作者のフルネームを聞くと、PCで調べてくれて、

「Yo Ko Ya Ma ・・・ Ta Ku …」      「たくや? ね、もしかして、たくや?」と聞き返すと
「takuya , Yes ! Takuya Yokoyama」  と言うではないですか。


ひぇー   出会っちゃった。   ここ、アムステルダムの街中で大好きな作家さんの、しかも探していた
抹茶椀に出会っちゃった。

私の驚愕ぶりに、オランダ人店員もやや引き気味。
聞けば、この「店」のオーナーの一人が日本人で、ときどきおもしろい作品を仕入れているみたい。
ほかにも、聞いたことのある名の作家器がいくつか商品として置いてあり、
ついでに、うっとりしてきたわ。

そういうわけで、「運命の抹茶椀」というタイトルにしたわけで。

運命のお抹茶椀_a0153807_19593343.jpg


奥が鈴木さんの抹茶椀。 このターキッシュ色も最高に気に入っています。
で、手前が運命の 横山拓也さんの器。
正確に言うと、抹茶椀ではないかもしれないけれど、大きさ的にはちょうどいい。
手に持ったときのおさまりも最高で、彼の作品の特徴でもある、表面のヒビの入り具合がなんとも洒落てる♪
 
まずは、鈴木さんの器で一服。

運命のお抹茶椀_a0153807_19174919.jpg


お茶菓子は、主人の日本出張みやげ。
たねやさんの「栗こみち」という名のあんこ栗きんとん。

続いて、横山さんの器で一服。

運命のお抹茶椀_a0153807_19201462.jpg


お茶菓子は、たねやの一品をまねて、作ってみたの。
ただの餡子玉みたいな、品のない一品になってしまったけれど・・・

横山さんの器は重みがある分、薄茶が入ると手のひらにじーんわりと温もりが伝わる。
このじーんわりの感覚が、なんとも言えず幸せ。

うん、すごくいいわ。   運命の抹茶椀で頂く薄茶、我ながら、最高に美味しく感じる。
お茶菓子の出来は、この際、どうでもいいや。


ほうじ茶も、お煎茶もいいけれど、これからしばらく薄茶でいきます。
どなたか、お抹茶のお粉で、「ここのがいい」とご存知でしたら、教えてください。
(母に頼みますので)


アムステルダム 「店」のHPは、コチラ です。






フランスのゆで栗とゆであづきの缶詰を使って、インスタントなお菓子を作りました。
栗の裏ごしが面倒だったわ~
きんとんの方には、ラム酒をきかせて。

人に差し上げるわけではないので、ラップにくるんで8個ほど作ったけれど、
なんというか、クドイ味  

運命のお抹茶椀_a0153807_19314193.jpg


栗がもう少し残っているので、次は一口サイズで品のよいもの作ろう。 
by xiangpian | 2011-11-06 19:33 | 和の器


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